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【禁聞】中共 抗日など放送内容をテレビ局に強制

2014年08月18日

【新唐人2014年8月18日】中共当局は先日、各地の衛星テレビ局に対し、ゴールデンタイムに抗日戦争など愛国的な番組を放送するよう求めました。これについて専門家は、共産主義の夢がついえたので、愛国主義で民衆を惑わす気だと分析します。

 

8月14日、中国内外のメディアが報道したところによると、当局は湖南衛視、上海の東方衛視、天津衛視、安徽衛視などの各衛星テレビ局に対し、9月から10月末まで、ゴールデンタイムには反ファシズムあるいは愛国主義的な番組を流すように求めました。

 

東方衛視の職員の話によると、当局から通知はありましたが、具体的なスケジュールはテレビ局のほうで調整できるそうです。この職員によると、いわゆる愛国の内容とは、かつて当局に求められた「中国の夢」とほとんど同じです。平たく言えば、第二次大戦中、日本やドイツに抵抗した内容で、国共内戦は含みません。

 

今年5月、当局は各省の衛星テレビ局に対し、7月から10月まで、いわゆる「中国の夢」に関係するドラマを放送するよう求めました。これについて、元記者の馬暁明さんは、ゴールデンタイムに放送する内容は、テレビ局が市場の需要に基づいて決めるべきだと反発します。放送内容を制限して、国民の思想を束縛するなど、逆に反感を招くだけだと指摘しました。

 

陝西テレビ元記者 馬暁明さん

「現在中国人も目覚めつつあります。そこで中共は警察や軍で弾圧するほか、教育、報道、文芸で国民の思想を制御しようとしています。統治の危機だから。愚民政策を強化しているのです」

 

去年5月、中共は各地の教育部門に対して、いわゆる「中国の夢」の宣伝教育を教材にして教室へ持ち込み、学生の頭の中にたたき込むよう求めました。今年7月、当局は中央テレビや中央人民ラジオも含めて、インターネットテレビを運営している放送局に対し、海外から購入したドラマやショートムービーを放送しないよう求めました。そのほかに、海外の無料通信アプリも遮断されています。これについて、馬暁明さんは共産主義の夢はとっくに消えて、誰もだませないのに、今さら愛国主義や民族主義で民衆を惑わそうとしているとあきれています。

 

陝西テレビ元記者 馬暁明さん

「少なくとも我々は国を愛し、中華民族は飛躍が必要だなどと訴え、共産主義から愛国主義、民族主義、所謂海外の『帝国主義』。中国を敵対する勢力、日本の軍国主義の台頭、日本と中国の紛争などに目を向けさせています」

 

馬暁明さんは実際のところ、中共の言う愛国主義や反ファシズムの宣伝内容は、人々の不評を買っており、大手メディアも皆、大いに不満を抱いていると語ります。

 

陝西テレビ元記者 馬暁明さん

「思考能力のある中国人は考えるべきです。中国人が直面しているのはどういう問題なのか。ヒトラーやファシズム、日本の軍国主義の脅威か、それとも中共の残酷な弾圧やこのような愚民政策なのか」

 

上海のメディア関係者・陳明慧さんは、中国人は共産党に追随して「ファシズム打倒」を数十年、叫んできたと前置きしたうえで、実はファシズムとは、限りない権力と発言権を持つ中共の指導者とその取り巻きが固く団結することだと述べました。

 

上海のメディア関係者・陳明慧さん

「指導者の言葉はすべて法律同然です。ひいては法律以上の効力と威厳があります。真のファシズムが分かってから、今回の当局の動きを見ると実に滑稽です」

 

陳明慧さんは、今回の当局の措置から、中共上層部の分裂が深刻な点が分かると言います。愛国の名の下に、社会の各階層が党を擁護するように仕向け、権力闘争で生じた溝を埋めようとしていると分析しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/16/a1130750.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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